ノーベル賞受賞

医学生理学賞を本庶佑氏が受賞したというニュースがあり、喜ばしいことなのですが、人口減少に伴って様々な分野の人材が減少していることから研究者も同様に減少するわけで、日本からノーベル賞の受賞者が出なくなる日が来てしまうのではないかと思います。

免疫細胞の不活性化が症状を悪化させることを阻止することから、がんの治療として「オプジーボ」を用いた方法は自己免疫機能の改善という点で素人目にわかりやすい。免疫細胞の不活性化が症状を悪化させるという点ではエイズも同じような仕組みの疾患なので対策が考え出されるかもしれません。

さて、鍼灸治療で何ができるのかを考えた時に、血流の改善が可能ですが今回のニュースの時に説明をみなさんがご覧になったでしょうが、PD-1と呼ばれるタンパク質のブロックに対しては無力だなと思います。しかし、血流を改善することで薬剤を全身に行き渡らせることはできるのかなと思います。

私はあくまで鍼灸は補助的な役割を担っているのだと思っています。

仕組みの変更

10月1日より、健康保険を使って鍼灸治療を受けるのに必要な「同意書」の書式が変更になります。有効期間が3ヶ月から6ヶ月になり、患者さんの手間が少し減って、より使いやすくなったと思います。

来年の1月には患者さんの手間は変わらないのですが、制度が変更になります。少しでも鍼灸の業界がいい方向に進んでくれればいいなと思っています。

東洋医学ホントのチカラ

昨日NHKで放送された番組です。私たち鍼灸師にとっては非常にありがたい番組でした。一般の方々に「鍼灸とはどういうものか」をいかに伝えるかが業界として取り組まなければならない課題だったわけですが、あのような番組を放送していただくことで一般の方々に鍼灸が浸透していくことを期待したいです。

無病法

ルイジ・コルナロ(1464〜1566)をご存知だろうか?中世ヨーロッパで102歳まで生きたベネチアの貴族。この当時の貴族は彼自身がそうだったように贅沢三昧で不健康極まりない生活をしていた。45歳を過ぎたころ、彼は身体中に痛みやら胃の不具合やらを医者に訴えたのだがその治療法は不摂生をやめることだった。「食べるものにしても飲み物にしても通常は病気の時にしか摂らないものを口にするのだが、ごく少量に限る。」

コルナロはこれを実践し、健康と長寿を手にした。

血糖値を下げるためのホルモンはインスリン1種類だけ。逆に血糖値をあげるものは何種類か存在する。絶食状態でも生き残るための手段が今も我々の遺伝子に組み込まれている。現在の日本のような毎日3食プラスαの食事など、地球上の生物の歴史の中でありえなかったことです。必要最低限の食事が本来の生物の姿なのかもしれないと考えさせられる1冊が、栄養学の専門家からすれば相当な反対意見が出るんでしょうけども。

指定難病

日本の国で指定している難病があります。平成30年4月現在で331疾患あるようです。学生時代に「臨床医学各論」という科目で色々な病気のことを学ぶのですが、聞いたことのない病名がズラリと並んでいます。現役のドクターでも全てを見抜ける人はいないんじゃないかと思います。となると、近い将来病気の鑑別をするのはAIにとって代わるのかもしれません。とはいえ、難病とは治療方法が確立していない疾患ですから、根絶するのはAIを用いても難しいのではないかと思うのです。

医師の治療に疑問を持ち鍼灸治療を受ける方は少なくありません。しかしながら、鍼治療で遺伝性疾患が良くなることはありえません。鍼治療で全て解決できるなら、そもそも難病に指定されているわけがありません。どうにかしてあげたい気持ちはありますが鍼灸師にできることは限られています。

あらゆる治療手段が使えるドクターでさえ問題を解決できないのは、鍼灸師より苦しい事かもしれませんが…。

おみくじ

久々に引いてみました。「失せ物:程なく見つかるでしょう」

確かに出てきました。しかしながら、ほかの事柄については残念ながら…。

水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない

新コーナー(?!)「読書の時間」です。頻繁に読むわけではないのですがそれでも興味を持った本の感想などを書いておこうかと思いました。

第1回の本は「水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない」(竹内孝仁著・講談社刊)です。

竹内さんは国際医療福祉大学大学院教授(本に書いてあるプロフィール)で、この内容は我々の誤った考え方を一変します。認知症が改善すると言うのが衝撃的でした。認知症で現れる異常行動は、脱水症で生じる異常行動とほとんど変わらないということ。飲水をすることによって症状が改善するというのです。最初は半信半疑でしたが、本を読み進めて行くうちに自分の知っている医学知識と照らし合わせることで納得させられる内容でした。家に高齢の家族をお持ちであればぜひともご一読いただきたい。

人の体の60%は水だと言うのは多くの方の知っているところかと思いますが、赤ちゃんは70%もあります。小さな手がぷくぷくしているのを見れば納得できるかと思います。老人では50%まで減ってしまいます。普通、大人で1%の水が失われただけで体に異常をきたしはじめます。ちなみに2%失われると発汗が止まります。汗をかかなくなるので暑くないと感じるでしょう、この間に体内では熱中症の症状が進み始めます。

8%も体から水が減ったら幻覚症状が出ることもあります。ワケのわからないことを口走る老人は「認知症」と思われますが、若い時から徐々に減っていき、若い時と比較して10%も水が少ない老人は誰でも脱水症と隣り合わせです。

クリフニュースvol.5

久々にクリフニュースを書きます。東洋医学的な考え方と妊活について。東洋医学と一口にいうのですが、柱が2本あります。陰陽学説と五行学説と言われる2つの理論が根底にあるのですが、このうち今回は陰陽学説に根拠をおいたお話をしたいと思います。

物事を「陽」と「陰」に分けて分類します。太極マークを見たことがあるでしょうか?韓国の国旗にも描かれています。陽と陰は互いに抑制しあい、依存しあい、転化している様子を描いたものです。1日の空の様子を眺めてみると理解しやすいでしょうか。闇が徐々に薄れて夜明けを迎えます。太陽が南中に来ると、天高く空を感じます。夕方に日が沈み闇に染まってくる。この変化はデジタル的に一瞬でパッと変わるわけではなく徐々に変化するものです。太極マークの白と黒、まさに徐々に入れ替わっている様子が示されています。

人が誕生するのは昼が多くて亡くなるのは夜が多いことは見当がつくでしょうか?次の新しい命を作り出すのも、実は夜ではなく昼間の方が良いのです。

とはいうものの、ちょっと難しい話かもしれませんが。

修理に出してみたところ

去年の夏、赤城自然園に出かけた際、カメラバッグからカメラを取り出すのにストラップを持ち上げたらそのままカメラのストラップ取り付け部が外れてしまいました。保証期間が過ぎていたので修理は1万円はかかるかなと思いながら保留にしていたのですが20日の月曜日に新宿のサービスステーションに持ち込んだところ、無償で修理ということになり、22日の水曜日に受け取ってきました。使用中、しかも高いレンズをつけているときに首から落下することがなかっただけでもヨシと思っていましたが、まだ現役で使えるのでどうしたものか…。