詭弁論理学

高校生の時に読んだ本で古い本なのですが、名著だと思います。無茶苦茶な話を展開されても反撃できるように一読されることをお勧めしたい本です。中公新書刊、野崎昭弘著。

完全に逃げ場のない魔女裁判の話は高校時代は面白く感じていましたが、大人になってから読み返すと恐ろしさを覚えます。

暴力に訴えることなく論争で物事を解決しようとするのは個人レベルだけでなく国家レベルでも行われていることですが、日本では権力を持っている側がとにかく反対意見や、自分の中にないアイデアを持つものを排除するだけで議論がないことをみなさんも良くご存知でしょう。

いや、日本だけではないですね。今や独裁国家が世界中でどれだけあることか。

無病法

ルイジ・コルナロ(1464〜1566)をご存知だろうか?中世ヨーロッパで102歳まで生きたベネチアの貴族。この当時の貴族は彼自身がそうだったように贅沢三昧で不健康極まりない生活をしていた。45歳を過ぎたころ、彼は身体中に痛みやら胃の不具合やらを医者に訴えたのだがその治療法は不摂生をやめることだった。「食べるものにしても飲み物にしても通常は病気の時にしか摂らないものを口にするのだが、ごく少量に限る。」

コルナロはこれを実践し、健康と長寿を手にした。

血糖値を下げるためのホルモンはインスリン1種類だけ。逆に血糖値をあげるものは何種類か存在する。絶食状態でも生き残るための手段が今も我々の遺伝子に組み込まれている。現在の日本のような毎日3食プラスαの食事など、地球上の生物の歴史の中でありえなかったことです。必要最低限の食事が本来の生物の姿なのかもしれないと考えさせられる1冊が、栄養学の専門家からすれば相当な反対意見が出るんでしょうけども。

水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない

新コーナー(?!)「読書の時間」です。頻繁に読むわけではないのですがそれでも興味を持った本の感想などを書いておこうかと思いました。

第1回の本は「水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない」(竹内孝仁著・講談社刊)です。

竹内さんは国際医療福祉大学大学院教授(本に書いてあるプロフィール)で、この内容は我々の誤った考え方を一変します。認知症が改善すると言うのが衝撃的でした。認知症で現れる異常行動は、脱水症で生じる異常行動とほとんど変わらないということ。飲水をすることによって症状が改善するというのです。最初は半信半疑でしたが、本を読み進めて行くうちに自分の知っている医学知識と照らし合わせることで納得させられる内容でした。家に高齢の家族をお持ちであればぜひともご一読いただきたい。

人の体の60%は水だと言うのは多くの方の知っているところかと思いますが、赤ちゃんは70%もあります。小さな手がぷくぷくしているのを見れば納得できるかと思います。老人では50%まで減ってしまいます。普通、大人で1%の水が失われただけで体に異常をきたしはじめます。ちなみに2%失われると発汗が止まります。汗をかかなくなるので暑くないと感じるでしょう、この間に体内では熱中症の症状が進み始めます。

8%も体から水が減ったら幻覚症状が出ることもあります。ワケのわからないことを口走る老人は「認知症」と思われますが、若い時から徐々に減っていき、若い時と比較して10%も水が少ない老人は誰でも脱水症と隣り合わせです。