ちょっと持論を

私は仕事をする中で、他に適切な日本語の表現はないものかと思うことが多々あります。一番気になるのがチリ紙交換じゃあるまいし「お気軽にご相談」とよく書かれているんですが、いくら相手が医療人とはいえ、初対面で見ず知らずの人に深刻な自分の体のことを相談しますか?信頼関係をなるべく早く構築しなければならないとは思います。しかしながら、本当に悩んでいることは口にしないですよ、普通は。そんなわけで、私はホームページに「お気軽にご相談ください」とは書いていません。

痛くないので…

痛みは困った感覚です。痛みがあると体のどこかに異常があると知らせているわけで、痛みが消えれば異常が解決したと私たちは感じるわけです。

骨折した時に激痛が走ります。骨折して変形している場合、元の位置に戻すのですが、これがまた痛い。固定してしばらくすると痛みは感じなくなります。

ここなんです。痛みが治まったと言っても骨は元に戻っていません。「痛みの感覚がないから治った」ではないですよね。

五十肩を考えてください。放っておいて治るという人がありますが、私たち医療人が考えるのは「痛みがなく機能が正常に戻ること」で五十肩が治ったと認識しています。痛みだけの問題ではないんです。

最近は少なくなった気がしますが、背中が曲がったお年寄りに聞いてみたことがあります。初めのうちは背中が痛いのだけど、変形が完成して完全に背中が丸くなると痛みはなくなるんだそうです。

痛みの感覚についてちょっとご自身で考えてみてください。

クリフニュースvol.02

不定期発行の鍼灸治療普及の小さな試み、クリフニュースでございます。2回目のお題は「お灸で爪水虫を治療する」です。

爪の水虫は以外と多い疾患です。しかも難治性で途中で治療をやめてしまう人もいるぐらいです。灸で爪の水虫治療が可能です。小さなお灸を白く濁っている爪の上に乗せて、爪の上で灸を燃やし切ります。同じ場所に3壮(お灸の数は1そう,2そうと数えます)据えます。
 熱による殺菌効果、局所の血流改善による組織再生の促進が得られます。水虫で皮膚科を受診されている方は塗り薬ないし、内服薬が処方されていると思いますので併用していただくとより効果が得やすいと思います。

年頃の娘を持つお父さん達、密かに対策するなら今ですよ。

 

 

<参考文献>
現代医学的な病態把握に基づいた東大式鍼灸治療の実際(第15回)糖尿病の足病変に対するフットケア(その3)
爪白癬に対する灸療法 医道の日本 68(3)(通号786)2009.3 p.90~95

 

花の王様

牡丹を見に2年ぶりに上野東照宮へ行ってまいりました。牡丹は花の王様と言われるくらいで、あちこちに牡丹園はありますが上野東照宮ぼたん苑では雨に弱いお花を和傘で覆っているのがお花に対する愛情と芸術的なものを感じます。去年訪れた鎌倉の鶴岡八幡宮でも傘で覆ってました。冬に見る菰で覆われた寒牡丹もいいですね。

 

牡丹の鉢植えならぬ、樽植え?
ぱっと見は京都?

病院に行く前に

さて、今回は受診科目のことを少し。整形外科は骨や関節のことで受診しますが、アゴについてはどうでしょうか?アゴは口腔外科です。口腔外科と歯科はほとんど同じような領域を専門としていますが、顎関節症は口腔外科で診てもらいます。整形外科ではありません。豆知識でした。

みなさんのお力があってこそ…

おかげさまで仕事をするにあたり、たくさんの方々が私にご助力してくださって本当に感謝です。駐車場の看板もあまりお金をかけずに作れましたし、メニューの写真のモデルをやってくれた友人たちに感謝です。近い将来この仕事が軌道にのったら必ず恩返しをしなければならないと思っています。

古い写真その1

家の中を片付けていたら、古いスライドフィルムが出てきた。お袋の幼少の頃の写真。どこかの遊園地なんだろうけど、後ろに書いてある「ミッションコーラ」が気になって、調べてみたら昭和28年に生産開始となっていて、その後はどうなったのかわからない。

春の昭和記念公園

昨日は昭和記念公園まで行ってまいりました。この日は風が穏やかで絶好の撮影日和となりました。花に寄っていくのは蝶や蜂だけじゃなく私たちヒトも同様ですね。花の持つ魅力には頭が下がります。特に新緑の美しいこの時期が昭和記念公園を訪れるには一番だと思います。

渓流広場にて
クリスマスローズ:カシスレッド
品種名がわかりません
ハナイカダ

4月って

毎年花を撮りに行こうとすると大抵曇り空のイメージがある4月なんですが、ここまで強風吹き荒れる年はあまり記憶がありません。さすがにこの風の中をわざわざ治療院まで来る人はよっぽどでない限りいないと思うのですが…。

いくら気密性が高いとはいえ、家の中も土ぼこりでジャリジャリしてます。