年齢を重ねてみたら

出身地に戻ったり、家業を継いだり、私の知らないところで中学・高校時代の知人・友人が想像以上の大きな変化をしていて私自身は浦島太郎にでもなったような気分です。

私も同じように驚かれるような変化があったのかしら?

本物のプロ(1)

20年以上も前の話ですが、クリスマス前に僕がアホなことをやって、右の大腿骨を骨折して入院しました。お袋は寒い中を毎日のように見舞いにきて、それが無理に繋がったのでしょう、肺炎を起こして同じ病院に入院することになったのです。

お袋の部屋に行くと、丁度回診の時間でした。まだしばらく入院が必要だという話があって先生たちは次の部屋に行ったのですが、しばらくしたら院長先生が僕とお袋の元へ戻ってこられました。院長先生はお袋が肺がんではないかと考えていて、そんな中でこんな話が出ました。

「料理人は肉でも魚でも切るときにまな板使うよね、医者は手術の時にあちこち切るけどまな板って無いんだよ。柔らかいもの切るから下に硬い土台があったほうが切りやすいでしょ、じゃあ、まな板はどうする?僕らはね、これをまな板にするんだよ。」

そう言って院長先生は左手の人差し指を僕の目の前に出しました。

「自分の指をね、まな板にするんだよ。もし、手袋と一緒に自分の指を切ったら…、手術している患者さんがエイズとかC型肝炎とか、血液で感染る病気だったら自分もそうなっちゃうかもしれない。でもね、目の前にいる患者さんを助けられたら医者として本望だ。」

本当の医者ってそういうものだと認識したものです。この話をしてくれた村田先生はご自身が僕に仰ったことをお忘れかもしれない。しかし、その言葉は僕の中にずっとあって、僕も同じように「目の前の患者さんを少しでも楽にしてあげるんだ!」という気持ちでいつも仕事をしています。

お犬様とヒト

見た目が違うのはもちろんのこと、こんなにも違いがあったのかと思うことがいくつか。

胸椎(胸を構成している骨)がお犬様は13個。人は12個。同様に腰椎がお犬様が7個、人は5個。

鼻が効くのはよく知られていることですが、聴覚もバカにできなくて、人よりもはるかに高い音を聞き分けられるんですよね。

私たちは文明の利器があるからあらゆる動物の頂点にいますが、「素」のままだと大したことがないなと改めて考えた今日この頃でした。

久々に食べたくなって

パスタはよく食べるのですが、ナポリタンは滅多に作らないのですが、珍しく作ってみようと思い冷蔵庫に残っていた人参、ピーマン、ハムを使って作りました。ケチャップは焦がして香りを立たせますが、パスタは炒めません。和えるだけです。考えたら、玉ねぎ入れるのを忘れてた。

クリフニュース vol.04

駅でもサービスエリアでもトイレの前に一列で並んで、空いたところに入るのは普通になってきましたが、以前は切羽詰まってる時に高齢の男性の後ろに並んでしまったら冷や汗が出る思いをしたものです。なかなか出ない上にいつまで経っても終わる気配がない。男性であればその影響に個人差はありますが、80歳になれば100%「前立腺肥大」になってしまいます。排尿に影響が出てしまいます。程度は1期から3期に区別されますが、この中で2期になると手術が適応になります。

1期の時は薬物療法が行われるのですが、程度が軽いうちは鍼で尿の出が改善するようです。ただ、継続的に行う必要はありますが、投薬で結果がいまいちであったり副作用が強く出てしまう方にはオススメしたいお話です。

たかやんが来てくれました

「たかやん」こと高邑先生は理科の教師で、私が中学2年生の時に教わっただけなんですけど、「たかやん」から教わった「法則」は40歳を過ぎた今でもよく覚えています。それだけ教え方が上手でした。何よりインパクトがあったのは一番最初の授業はアコースティックギターを教室に持って来て、松山千春と長渕剛の歌をリクエストに応じて弾き語りしたことですね。今そんなことする教師っているんでしょうか?

現在は教師を辞めて新座市の市会議員をされています。

よくやってしまう間違い

我々日本人の多くはお風呂とか温泉とか好きだと思うのですが、腰でも肩でもそうなんですが、痛みが強い時に入浴すると症状が悪化します。とにかく温めれば治ると信じてる方は大勢いらっしゃると思うのですが、そうでないことを知っていただきたい。

同様に飲酒もそうです。酔ってる間は痛みを忘れているでしょうが、酔いから覚めた途端に症状が悪化して痛みが増強します。じゃあ、痛みを感じないように常にお酒を飲み続けます?それは違う話ですよ。

まだ知られていないようで…

近所の奥様が鍼灸治療は高いものだと思っておられて。我が家もそうですが、小中学生の子供がいる家庭では子供のことが優先事項で自分の体のことは後回しになっています。

彼女は健康保険を使って鍼灸治療ができることをご存知なかった。我々鍼灸師が少しの経済的負担だけで体のお手入れができることをもう少し周知させるべきだと思うのですが。

クリフニュース vol.03

今回は論文のご紹介ではないのですが、私が師匠に教わった現代人に必要な治療技術の中で「眼の疾患」に対する鍼治療をご紹介したいと思います。

時は1970年代、師匠は眼の疾患に対する治療で悩んでいたところ、月刊紙「人民中国」に眼の疾患に対する特効穴が発表されたのを知り、その発見者、李先生にまだ日本と中国に国交がない時代、単身で会いに行かれ習得されたものです。

このツボは非常にデリケートな操作が必要で、学生時代に師匠にどれだけダメ出しされたか分かりません。

師匠の教えを受けてから10年以上たち、どうにか形になったかなと思っております。

五十歩百歩とはよく言ったもので

バラエティー番組はほとんど見ることないのですが、たまにゴミ屋敷の話が出てくることがあります。その光景を見て、その屋敷の主にみなさんはどういう印象を受けるんでしょうか?

看板に出張ができることを掲げておりますが、この文章を書いている時点で出張で伺っているお宅は2軒ほど。

「出張しますよ」とご案内すると「家の中が汚くて人を入れられない」と10人中8人は答えます。

もし、どうしても必要になって救急車呼んだときにも「家の中汚いから入らないでください」と言うんでしょうか?