どうして鍼灸師に?その1

この仕事を選ぶきっかけとして、私の世代の男性では小学生の頃に流行った「北斗の拳」に影響を受けた人が多いのでは?特にトキに憧れた人が多いのではないかと。流石に人がいきなり爆発することはありませんが、大人に経絡秘孔の一つを突いたつもりが「よく効くツボよく知ってるね」などと言われて気を良くした覚えがあります。

専門学校へ行くとツボを覚えるわけですが、教科書的にはツボの解剖学的な位置、ツボがある場所の神経や動脈を一生懸命覚えるわけですが「〇〇に効くツボ」は記載がほとんどないのでガッカリしたものです。

私たちはどこか痛ければその場所を手で押さえるのが普通なので痛みを抑えるのにちょうと手が触れている部位(ツボ)がその時点での痛みに効くツボであることが多いです。症状とツボの組み合わせを何例も診ていくうちに治療方法が出来上がっていくものだと思います。

守破離

守破離(しゅはり)どうやら最近はこれが薄れているらしい。パソコンがあれば色々とできるからというのもあるのだろうけど、師匠について学び、他の方法を学んで自分流を確立していくわけなんですが、Youtubeで独学で覚えてそのまま実践できるようになると自分の師匠はいないし、音楽をしている人は録音からエフェクト、リミックスや音楽の完成まで一人で出来てしまう。

音楽、写真、スポーツ。指導を仰がなくてもどうにでもなるのが現代だと言われればそれまでですが、本当にそれでいいんでしょうか?

学校ってなんだったかな?

2人の娘は集団登校での集合時間よりも10分くらい早く家を出る。まだ低学年だからというのもあるのか、もし学校が楽しくなければそんなに早く出ることはないだろうなと思う。子供達の学力を伸ばすことを学校でしてくれているのかどうか不安がないわけでない。中学受験をする子が多いのは公立の中学校の教育に不安があるからだろう。今私が住んでいる地区の中学校における、いろんな問題点を聞いて、すでに同じように不安を感じているから我が娘たちも受験させることになりそうな気がする。

訳のわからない決まり事で子供達を拘束することによって、独創性がどんどん失われていく。大人にとって都合の良い子供を作ることが学校の使命なのか?犬の調教じゃあるまいし。