脈診

 父が先日緊急で心臓カテーテルを使って心筋梗塞の手術をしました。意識がなく、生理データは最悪で手術も非常に悩んだのですが、やるだけのことはしようということになりました。5時間後、術後CCUにて面会したのですが、モニターには心拍数144、血圧が76/44でどう見ても1日持たないかもしれないと思いました。私は思わず父の手首を取りました。従姉妹に看護師がいて、この時一緒にいたのですが、彼女は「その血圧じゃ腕では取れないと思うよ。」と言いました。しかしながら、ここは鍼灸師のプライドでもあります。私はその早くて微弱な脈を感じ取っていました。

 六部定位診という脈診の見方があります。それによって「命門」の脈を診るとしっかりと脈を感じました。数字上では微弱ですが実際の感覚はそれほどでもなかったのです。

 父はCCUに入ってすぐには意識がなく循環器のドクターも、意識が戻るかどうかはわからないと言っていたのですが、父は翌日に意識が戻りました。

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