歩くことの重要性

60歳を超えると一気に体が弱くなるとほとんどの患者さんが話されます。データを検索してみるとなるほど、科学的にも証明されてしまっていることがわかります。

私の勤務していた整形外科のドクターは歩くのは勧めてましたが「歩数」ではなく「継続時間」を強調していました。実際、歩数はあまり参考程度で運動度とあまり関係がないと思います。

というのも、よく1日に10,000歩と言いますが、50歳になった今の私が行うと大体1時間くらい必要です。距離にすると5kmくらいでしょうか。60代の方で2000歩程度の歩行ではベッド上で安静にしているのと同じ刺激量にしかならず、毎日続けたとしても筋肉は減少していきます。何かしらの病気で寝ていなければならない日が数日あったとしても、やはり我々は「動物」ですから動かないわけにはいかないと思います。

その上、動かないのに食事だけはいつも通りではどう考えてもカロリーオーバーです。「働かざるもの食うべからず」ではありませんが、活動量に応じた食事のコントロールも必要だと思います。

人間で生きていくのって結構大変。

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