キャッシュレス・消費者還元事業

 残念ながら、健康保険の取り扱いをしている施術所は「保険医療機関」となり、補助の対象外となっています。観光地の土産物屋ならともかく、当院のような住宅地ではインバウンド対策にキャッシュレス!は考えにくいので、当院では現金のみの取り扱いといたします。

2019年10月1日

 施術料金を改定しました。材料がどんどん値上がりして、生活費もかさんでくると致し方ないと思っています。健康保険の療養費は10円程度の上乗せだけでほとんど上がっておらず、一人の消費者としての負担が増え、商売としてはキャッシュレス決済を導入しても事業者に還元される業種ではないので、この点についても恩恵はありません。国としてはコンビニよりも多いと言われる接骨院の新規開業を抑えるために研修やら講習会やらを課しています。鍼灸師も同じような仕組みが導入されるものと思われます。柔道整復師は7万人、鍼灸師はおよそ12万人いるそうです。規制緩和が良かったのか悪かったのかわかりませんが、学校に行って資格を取るために500万円は必要なのです。せっかく資格を取っても全く仕事にできない人が量産される時代になってきました。実は、私の母校は廃校になります。そういえば、自動車教習所も減っているとか。日本の人口も減っているのですから当然でしょうね。厳しい世の中、何か突破口はあるのでしょうか?

蓮田サービスエリア

 東北自動車道で最も東京寄りにあるサービスエリアである蓮田にはちょっと特別な思い入れがある。最近リニューアルし、場所も今までよりももう少し東京寄りになった。

 会津からお袋の実家のあった千住へ向かう時、家族4人の時は車だったが、だいたい夜に発っていた。あの当時親父はハイエースのスーパーロングに乗っていた。車の後部に子供用の布団を敷いて私と妹は寝て移動したものだ。40年前はまだ浦和までしか開通してなかったからそれから先は国道4号をさらに南下していくわけだが、その前に東北道最後の蓮田サービスエリアに寄ると、お袋は寝ていた私たちを起こしてトイレへ行かせた。お店は閉まっていたが自動販売機の灯りが点いていてトイレで用をすませるとお袋はなぜかロッテのチューインガムを買った。あの時のラインナップはもうないみたいだけど、コーヒー、スペアミント、クールミント、グリーンガム、クイッククエンチ、梅、なぜかいつもジューシーフレッシュを買い与えられた。ガラスの向こう側に縦にずらりと並んだ商品があって、レバーを引くと一番下段の商品が取り出し口に落ちてきたと思う。

 親父がハンバーガーの出来上がりを待っていて、その隣にはカップヌードルとかギザギザカップのカップスターなんかの販売機があったっけ。お湯を入れるノズルがあって箸とかフォークが販売機に備え付けられてた。もしかしたら今よりもあの当時の方が自動販売機は面白かったような気がする。

 蓮田で休憩後出発する時に「エルビー」の工場を目にすると「ああ、東京までもう少しだな。」と思ったものだ。ガムを噛みながらガムを包装している銀色の紙をくねくねさせて白くて薄い紙とロゴの入った銀紙とを引き剥がして遊んだ。

 今は新座に住んでいるので蓮田で休憩することはまずない。しかし今回場所が移動してしまってあの看板をまじまじと眺めることがなくなると思うと何か幼少の頃の思い出がまた一つ失われてしまったような気がする。

家族の愛

 ある患者さんのおばあちゃんが危篤になったそうだ。病院での適切な処置で気管挿管して経鼻栄養をしているが一命はとりとめ小康状態が続いている。患者さんは男性で心臓の疾患がある。10年くらい前に心臓の手術を受けたのだが、心臓の病気がわかった時におばあちゃんは彼に「私の心臓をあげる」と言ってたそうだ。自分の身を差し出してでも子供や孫を助けたいという気持ち、これほど大きな愛があるんだろうか。

 一方では、自分の子供を虐待し死に追いやる父親がいる。刑法に照らし合わせて逮捕し裁判を受けさせて何かしらの刑罰が与えられたとしても、そこには愛がないでしょうね。愛情をかけてもらえずに大人になった人は、他人に対する愛情のかけ方が分からない。

 私の想像ですが、昔の日本では口減らしに我が子を手にかける親がいましたし、年頃の娘を身売りする親もあったわけで、理由は多岐に渡るでしょうけど、愛情をかけてもらえない人は大昔から存在していたと思います。現代社会になってその数が少なくなっただけなのかもしれません。

意外だった新発見

 中学1年生の時ちょうど映画「ハスラー2」が公開されたのをきっかけに世の中がビリヤードブームだったと思います。その頃私もやり始めたのですが、自分のキューが欲しくて仕方なかったのですが手に入れることができずにいました。中学を卒業したときにその当時通っていた玉屋のおじちゃんに安く「メウチ」というメーカーの中古キューを譲ってもらいました。本当は「アダム」のキューが欲しかったのですがこの「メウチ」のキューが他のメーカーのとちょっと違う味付けでハマってきました。普通握る部分は糸巻きなのですがここのは基本的にラッカーでコーティングされていて、シャフトが少し柔らかい感じがありました。

 時が過ぎて「メウチ」の「ギャンブラー2」という商品を手に入れました。キューの根元にトランプの絵札が描かれていてジョイント部分にはサイコロが描かれています。デザインが独特で好きなメーカーになりました。

 その後、何本かキューを購入しましたが、「マクダモット」のジャンプアンドブレイクキューとか、「ルカシー」のジャンプキューを入手。かつて欲していた「アダム」のキューはブレイク専用の「メダリストブレイク」になりました。20年以上経つので今や化石となっているキューですが、保管状態は悪くなく時間が取れたら久々に撞いて来ようかと思っています。

 実は、今日観たテレ玉の番組で千鳥の二人が「アダム」を訪問していたのですが、まさか会社が狭山にあるとは思いもしませんでした。世界的な製品のメーカーが埼玉にあるとは…。他にも所沢には望遠鏡のメーカーの「ビクセン」もあるんですよね。春先に観た「翔んで埼玉」ではなんとなく自虐的な表現が多かったのですが一般に知られていないだけのすごい会社はまだまだあるのかもしれません。願わくば私の治療院もそうなりたいなと思います。

子供の頃に見た光景が…

 お袋の実家の最寄駅が京成電鉄の千住大橋だったので、親父と上野動物園に行った帰りには今はなき「博物館動物園」駅から電車に乗ることがあった。国会議事堂のような石造りの建物を地下に降りていくなんとも言えない恐怖心を感じる駅だった。1997年に廃止されてしまったが、京成上野と日暮里の間にあって、京成上野から乗れば確実に座れるのにここからだと座れないことがあって親父には内心腹が立っていたことを覚えている。この駅はホームが短くて4両編成の普通列車しか停車できず、私が小学校の時にすでに6両編成の普通列車は通過していた。去年の秋に構内を期間限定で公開したそうだが、営業当時の様子を知っている人は、かなり少ないのではないだろうか?

 お袋と出かけた時には国鉄(現JR)の上野駅から地下通路を通り京成上野駅まで歩くことがしばしばあったのだが、目につくのはホームレスの男性たちが通路の中央にある柱と柱の間に横たわっている光景だった。バブルの頃にはほとんど見ることはなかったように思うのだが、今になってあちこちで見かけるようになった。世の中ではキャッシュレス決済だとかほとんどの手続きがインターネットを介して行われているのだが、明らかに時代に取り残された人たちが確実に増えている。

 今や接骨院はコンビニよりもその数が多いという。私とて同業なのでこの競争に敗れれば彼らと同じ状況にならない保証はない。10年経ったのちに、脇を好奇の目で通り過ぎていく子供たちを見送るようなことのない生き方をしたい。

医療ってなんでしたっけ?

 私は医療人だと思っています。具合の悪い患者さんを手助けするのが役目だと思っています。願わくば私の元へきてくれた方全員が回復してくれるのが理想ですが残念ながら相性というか、鍼治療が合う人とそうでない人がいるのが事実です。でも気持ちは全員をよくしようと思っているのです。

 父が現在入院していますが療養型の病院へ転院する話になりました。今回話を聞きに行った療養型の病院が姥捨山になっていることに驚きました。1ヶ月に30万円の経費がかかります。容体が急変しても高度な医療を加えることはない。自宅に戻ることは前提にしていないのでリハビリテーションを行わない。寝たきりにされ、ただ死を待つのみ。

 寝たきりになりたいわけではありません。昨年の12月初旬に誤嚥性肺炎を起こして入院しただけのはずだったのです。ほんの1週間で退院し自宅に戻る予定でした。ところが、入院して間も無く抗生剤の効かない肺炎を起こしました。嚥下障害があるということで経管栄養になりました。今年に入って容体が急変したと言われ病院へ駆けつけると心筋梗塞を起こして一度は心肺停止しました。蘇生させカテーテルで処置をしました。その後は自発呼吸が弱くなったため人工呼吸器をつけることになりました。嚥下障害は回復の見込みがないということで胃ろうを作りました。1週間で戻るどころか、すでに4ヶ月経ちました。

 現在の病院は急性期の救急病院であり、容体が安定したら転院しなければならない。しかも入院当初と違い人工呼吸器をつけているため、これが管理できる病院でなければならない。人工呼吸器をつけているため会話ができなくなりました。当の本人は頭がはっきりしているだけに辛いと思います。前述の通り受け入れ先は姥捨山しかないのです。なんのために蘇生させたのでしょう?

カラオケ

 久々にカラオケに行きました。学校時代の友人だけで行くのと、仕事仲間と行くのと地域のコミュニティで行くのと、私自身は歌を使い分けしているのですが、みなさんはどうされているのでしょうか?

 40代も半ばを過ぎるとどうしても声が出にくくなるし、一番いろんな歌を聴いていた学生時代のものが一番体にしっくりくる気がするのですが。古い友人同士だったら特に気を使うこともないのですが、それ以外の時にどうするかなんですよね。自分の道を進むのか、流行りの曲をどうにか覚えるか。今回はただ、テンポの速い曲だけを意識して歌ってました。曲自体は古いですが、その曲自体を知らない世代でもなんとなく手拍子だけは打てるような。私は古いとなると、軍歌(同期の桜)とか、演歌ならみちのく一人旅とか。歌詞が体に染み付いているのは80年代から90年代のもの。最近のは子供達が歌っているのを耳で覚えていたり。70年代から90年代のアニソンなら平気ですが、今のはわからないですね。

 仕事用に聴いている音楽は歌詞のないものが多いのでカラオケからは本当に離れてしまってます。

 時間が経ち、音楽も進化してますよね。私がどんどんおっさんになっていくのを痛感した日でした。

ドーピングでしょ、これは

読売新聞の記事です。

高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟(陸連)は来週中にも、高校に加え中学、大学、社会人の競技団体に使用実態の調査を依頼することを決めた。
鉄剤注射は、持久力を高める効果があるとされるが、体内に過剰な鉄分が蓄積され、肝機能障害などを引き起こす恐れがある。陸連は、来年12月の全国高校駅伝大会から、選手の血液検査結果の報告を義務付けるほか、身長、体重を報告させることも検討中だ。
これに加え、日本中学校体育連盟、全国高等学校体育連盟、日本学生陸上競技連合、日本実業団陸上競技連合の4団体と対策を協議していく。
陸連は、中高生時代に好記録を残しても、伸び悩んでしまう選手がいる背景には、鉄剤注射の使用があるとみており、若手選手の健康管理を総合的に推進する必要があると判断した。
陸連にも全国から「鉄剤注射の使用が低年齢化している」との情報が寄せられていることから、調査対象を中学生にまで広げたい考えだ。読売新聞の取材でも、高校で鉄剤注射を打っていたという大学生の女子選手が、「中学で打ち始めた」と証言した。

鉄剤は貧血治療のためであり、ドーピングの材料ではありません。健康を守る医師が子供達の健康を壊す行為を行なっていることに憤りを感じます。鉄剤を注射しても記録が伸びずに切り捨てられて、肝機能障害が残ったら誰がその責任を取るのでしょう?

学校ってなんだったかな?

2人の娘は集団登校での集合時間よりも10分くらい早く家を出る。まだ低学年だからというのもあるのか、もし学校が楽しくなければそんなに早く出ることはないだろうなと思う。子供達の学力を伸ばすことを学校でしてくれているのかどうか不安がないわけでない。中学受験をする子が多いのは公立の中学校の教育に不安があるからだろう。今私が住んでいる地区の中学校における、いろんな問題点を聞いて、すでに同じように不安を感じているから我が娘たちも受験させることになりそうな気がする。

訳のわからない決まり事で子供達を拘束することによって、独創性がどんどん失われていく。大人にとって都合の良い子供を作ることが学校の使命なのか?犬の調教じゃあるまいし。