治癒力

 私たち鍼灸師の行なっている鍼灸の施術にしても内科医が処方する内服薬にしても、その効果は治療を受けた人に依存されています。鍼灸師が患者さんに鍼を刺入することが刺激となり何かしらの反応が生じて、結果として炎症が治まったり緊張が解けたりするわけです。薬も同様に体内に入った成分を十分に活用できるかどうかは患者さん次第なわけです。

 せっかく当院へ足を運んでくださったのだから、少しでも症状が改善してほしいと願いながら施術をしていますが、思ったような結果が得られないこともしばしば。稀にあるからある意味で困るのですが、施術してすぐに痛みが治まるケースがあるのです。毎回、絶対そうなるわけではないから、少しの改善だけでは納得してもらえない方が多くいるのです。

 コロナウィルス用のワクチンも然り。100%罹患しないわけではありません。ワクチンによってウィルスに完全に対抗しうる免疫を獲得するのが目標であるけども免疫抗体が十分に作り出せるかどうかは、やはりその人次第ということになります。

 では、治癒力を高めるにはどうしたらいいのかということになります。この辺りは昔から伝わる「養生」ということになるのでしょうね。食事はバランスよく腹八分目、早寝早起き、適度な運動、ストレスのない日々。どう考えても現代人にはどれかが欠けるような気がしますね。

南極物語

 先日、BSプレミアムで放送していたのです。劇場公開当時小学生だった私には犬にまつわるかわいそうな映画ということと、偉人の話でアムンゼンの話を読んだ後でのことでしたから犬ぞりでの南極冒険は心躍るテーマでもありました。東京タワーの足元にこの時の犬たちの銅像があるのは知っていましたが、宗谷が船の科学館にあることを知り、お袋に台場まで連れて行ってもらったものでした。

 高倉健が演じていたことは覚えていましたが、渡瀬恒彦が相方だったことは全く覚えていませんでした。

 それに、写真を撮るようになったからでしょうね、絵の作り方に感動したのです。犬ぞりの通った跡が夕日で赤く浮かび上がっていることとか、春の南極を空から撮った氷の下に台地が見えていたりとか、葛藤と自分なりの結論を表現するのに背景と人物の立ち位置が見事にシンクロしていたりとか。

 パロディで使われることも多い気がしますがメインテーマは、かすかに青く見える分厚い氷と極寒の極地の温度感を見事に表現していると思います。

 長い年月をかけて見返してみると気がつかなかったことがたくさん見えて非常に楽しく嬉しい経験をしました。

 しかしながら、我が娘たちは特に何も感じなかったようです。以前、立川にある国立極地研究所に連れて行ったり、船の科学館で実際に宗谷に乗船したりしたのですが。余談ですが、娘たちを船の科学館に連れて行った時に操舵室でボランティアガイドをしていた男性は第3次越冬隊の方でした。マニアックな質問をしたらそれなりのことを話してくれたことを、ふと思い出しました。

撮影

 この時期は梅の花が見ごろかなと思うのですが、今年もまた植物園とか公園が臨時閉園しているので残念ながら撮影ができない。腕が鈍ってしまいそうな気がします。桜の時期には行けるかしら?でも名所での混雑を考えたら無理かしらねえ。

チェリーパイ

 今や品川のウィング高輪にしか存在しないアンナミラーズ。いかにもアメリカンなチェリーパイを食べたいと思っても行くのが遠いし、まあ、お値段もそれなりなので自分で作ることにしたのです。カルディでチェリーの缶詰が2種類あるのでどちらも購入して作ることに。

 ネットで簡単な生地の作り方を見つけ早速作ってみる。スポンジケーキを焼くほどの手間もなく割と楽に作れました。

スマホ脳

 久々に読んだ本のことを書いておきます。新潮新書から出ていますアンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳の「スマホ脳」です。著者は私と同い年でスウェーデンの精神科医。私たち「ヒト」という生物の作り上げてきた身体機能と現代社会とのギャップがどれだけかということを思い知らされた一冊でした。

 もともとスマホがない時代があって後から自分の人生の中にスマホが加わった場合と生まれてから当たり前のように存在している人と想像以上の差があるようです。私の娘たちにスマホを持たせるにあたりどのようなスマホとの付き合い方を教えられるかと思案している今日この頃。

ダイエット大作戦(1)

 8月1日の梅雨明けとともに始めたダイエット。流石に40代半ばを過ぎるとそう簡単に体重が落ちない。

 とはいえ、続けなければ意味がない。最初は距離にして2km約30分のウォーキングから。2週間続けてそこにほんの少し500mくらいのジョギングを加える。10年くらい前に膝を痛めたので無理は絶対にしない。

 3週間経って、ジョギングの距離を1kmまで増やす。600m走るだけで息が上がり、本当におっさんになったなと自覚させられた。

 1ヶ月。体重が4kg減って71kgに。1週間で1kgのペース。無理なく推移してる。

 どうしても減りが悪かったので糖質制限もした。白飯は子供用のお茶碗で1日に1膳。お菓子は口にしない。野菜の摂取量をかなり増やした。それに伴って便の量が増えた。これについては興味深い話があって、戦前の日本人の平均重量は500g。それが最近では200g程度だという。欧米化した結果の一つであることに間違いはない。大腸癌が増えている原因の一つでもあろう。排便の前後で体重を測るとおよそ500gの差がある。私の体内の環境は戦前の日本人に近くなってきたようだ。

趣味再開

子供の世話でしばらく中断していたが買い込んでいたDVDとか録画してた映画を観始めた。今回見たのはキューブリックの映画「フルメタルジャケット」

 ベトナム戦争を題材にした映画をいくつか観たが未だ観ていなかった映画。改めて、人間ってなんだろうかと考えた。今もアメリカの海兵隊員は精神を破壊された機械のような人間で構成されているんだろうか?この映画ほど汚い言葉が飛び交うのは観たことがなかった。しかし事実なんだろうな。

本当だと信じてみたい

 2020年4月12日現在、日本国内で唯一罹患者が報告されていないのは岩手県だけになりました。色々その理由が言われていて、人口が少ないからとか、そもそも検査をしていないからだとか。

 スペイン風邪が流行した際にも岩手県は罹患者が少なかった県の一つだそうで。

 私たち東洋医学を学んだ人間にとって「医食同源」という言葉は身近な言葉です。今回のコロナウィルスの罹患率と考察するといくつか興味深い話があります。

 腸内の細菌環境が免疫力に関係することが言われて久しいですが、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は私たちの腸に住み着かないんだそうです。確かに善玉菌の増殖に関与するのですがいわば、災害時のボランティアのように一時的なことのようです。もともと私たちの腸にいる善玉菌を増やすには食物繊維が必要だということです。特に海藻類がいいそうで、わかめ、のり、昆布、もずく。不思議なことに日本人には海藻類を消化する酵素があるのですが、欧米人にはほとんどないんだそうです。私たちの腸内環境は住んでいる環境と相関関係があるのは福岡伸一先生の本に書いてあったと思います。

 さて、海藻類に含まれる成分がどうも免疫力に関係があるようです。日本の患者数の少なさは検査数だけでなく食文化にもよるのかなと思っています。韓国も爆発的な伸びは出ていないようですしね。

 岩手県は昆布の消費量が日本一なんだそうです。罹患率の低さと関連があるとしたら、まさに医食同源ではないかと思います。

 納豆がスーパーから消えることが多いのですが発酵食品ということでもう少し広く見れば、味噌もぬか漬けも仲間ですよ。お手軽ですが加工食品を多く摂ってしまうと腸内環境を悪くしてしまいます。腸内環境と免疫と関連があると信じているなら、そして、効果的な薬がないときに病に打ち勝つのは自分の免疫力だけです。免疫力が強くなるならどうしますか?

志村けんに哀悼の意を

 物心ついた頃から土曜日の夜8時は「8時だよ!全員集合!」を観ていた。私は荒井注とかキャンディーズを観た記憶がない。実は志村も「東村山音頭」を観た覚えがない。

 「カラスの勝手でしょ〜」とか「ぞ〜さん」とか。「ヒゲダンス」、「じゃんけん決闘」、「宮崎美子のCMネタ」覚えているネタはたくさんありすぎて。今やフジテレビの番組になっているが「バカ殿様」も全員集合の前半コントの一つだった。コナミの「ハイパーオリンピック」ってファミコンのゲームがあったんだが、1Pがバカ殿さまになってるバージョンを番組で使用して、のちに市販されたのを覚えている。

 売れない時代から細かく人間観察をして、言葉がなくても笑わせられる技術を身につけた。だから彼は言葉の通じない外国人でも、何十年経った今でも笑わせることができる。

 志村けんはいなくなってしまったが、彼の元で一緒にいた何人もの芸人が彼の笑いのDNAを引き継いでくれていることに期待したいし、彼もそれを望んでいるはず。